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[SMOOTH]

画像の(局所的な)平滑化を行う

使用法
smooth oldimages newimages

パラメータ
使用するパラメータは以下の通り
oldimages =(ファイル名)
 
平滑化を施したい画像のファイル名(IRAF形式あるいはFITS形式)
newimages =(ファイル名)
 
平滑化を施したあとの画像のファイル名
offset = 1
 
@ファイルを用いて複数の画像を入力画像として指定した場合、出 力も複数の画像になります。newimages に@ファイルを用いなかっ た場合は、数字をファイル名の最後につけて出力します。この際、 offset から1ずつ増やした数字が使用されます。
@ファイルとは、あらかじめエディターで1行に1ファイル名ずつ書 いたファイルリストを作っておき、"@(ファイルリスト名)" と 入力すると書かれたファイルを指定することができるというもので す。
	     ex.) z.list : m51a.fits
	            m51b.fits    と書かれたファイル
	        oldimages = @z.list
	        newimages = m51_sm
	        offset = 1
	       としたとすると、
	        m51_sm001.fits,  ←m51a
	        m51_sm002.fits   ←m51b
	       が出力されます。
oldlist = ""
 
プログラム内で使用するため、何も指定しないでください。
newlist = ""
 
プログラム内で使用するため、何も指定しないでください。
説明
 
平滑化のモードは4通りあります。
Variable Gaussian beam
Intensity を基準にして局所的な平滑化を施します。
たとえば threshold が H であれば、まず1画素毎に画素値を見ていき、 もしも画素値が H 以上ならその値をその画素の値として採用します。
また画素値が H より小さければ、その周りの画素の値を順に H に達す るまで加算していき、その全画素の値の平均値を中心の画素の値としま す。
従って、暗いところほどより平滑化されることになります。

Gaussian beam
ある大きさを持った一定の Gaussian ビームにより、画素全体を一様に 平滑化します。

Reduction smoothing
まず隣接する画素の平均化により画素を小さくします(reduction)。次に メジアンフィルターをかけてその画素を平滑化します。 ついで画素の再分割により画素を元の大きさに戻します。さらに Gaussian フィルターにより平滑化し最終的な画像を得ます。

Median filter
縦横に異なるパラメータを指定できる非等方なメジアンフィルターです。

入力ファイルの形式はIRAFかFITSに限りますが、そのどちらかは自動判別します。 また出力ファイルの形式は入力ファイルの形式と揃えられます。

既知のバグあるいは制限
 
現在のところ対話的処理しか行えません。

参照あるいは比較すべきプログラム
 
median




平成20年2月21日