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[SKYSUB]

背景光補正を行なう

使用法
skysub srcimages outimages order

パラメータ
使用するパラメータは以下の通り
srcimages =(ファイル名)
 
入力画像(背景光補正を行いたい画像)のファイル名
outimages =(ファイル名)
 
出力画像(背景光補正を行った画像)のファイル名
order = 1
 
sky background の近似に用いる多項式の次数 (0 - 5)
checkorder = yes
 
各orderの背景光補正の結果が表示されます。 "no" にすると、Rejected area の確認ができます。
rrange = 1.
 
実データを多項式近似で推定した背景光分布と比べて求めた残差を 画像表示するときの表示レベルです。 ±rrange(%)よりも外れたデータはクリップされます。
iteration = 5
 
背景光分布を逐次近似で求める際の試行回数
interactive = yes
 
rejection areas (背景光分布の推定に用いないデータの領域)を対 話的に決める場合は"yes" にします。 "no" にすると、areas に保存されているrejection areas が使用 されます。
areas = skypar
 
前回の背景光補正の際に使用したrejection areas のリストを格納 したファイル
cutoff = 32767.
 
宇宙線事象等を除くための基準値。これより大きな値を持つ画素は sky background の評価には用いられません。
savereg = yes
 
rejection areas を保存する場合は "yes" にします。
offset = 1
 
@ファイルを用いて複数の画像を入力画像として指定した場合、 出力も複数の画像になります。outimages に@ファイルを用いなかった 場合は、数字をファイル名の最後につけて出力します。その際、 offset から1ずつ増やした数字が使用されます。

@ファイルとは、あらかじめエディターで1行に1ファイル名ずつ書いた ファイルリストを作っておき、"@(ファイルリスト名)" と入力すると 書かれたファイルを指定することができるというものです。
    ex.) z.list : m51a.fits 
           m51b.fits    と書かれたファイル
        srcimages = @z.list 
        outimages = m51_ss 
        offset = 1 
       とすると、
        m51_ss001.fits, m51_ss001.sslog,  ←m51a 
        m51_ss002.fits, m51_ss002.sslog   ←m51b 
       が出力されます。

reintrct = yes
 
rejection areas を決める際、PGPLOTを用いて対話的に決める場合 は "yes" にします。 "no" にすると、ds9で作成したregionファイル(.reg)を読み込み ます。 "no" にした場合は、interac の値に関係なくds9で作成したregion ファイルを読み込みます。
rfile = "ds9.reg" または(ファイル名)
 
reintrct = "no" の場合に読み込む regionファイル名
oldlist = ""
 
プログラム内で使用するため、何も指定しないでください。
newlist = ""
 
プログラム内で使用するため、何も指定しないでください。

説明
 
Flat-fielding (感度ムラ補正) を終えた画像から sky backgroundを評価して これを差し引きます。
background は 5 次までの 2次元多項式で近似されます。background の曲面 fit は、銀河等の明るい天体の写っている領域(rejection area)以外の領域 で行います。
また、fitting は逐次近似的に5回(default)で行われ、fit から大きくはず れた点(星の像など)は順次自動的にrejection region になっていきます。

rejection areas を対話的に決める場合は、画面表示にしたがって作業を行っ て下さい。

予めds9 で rejection areas を選択した region ファイルを作成しておくと、 rejection areas を対話的に決めることなく sky-fitting を行うことができ ます ([補足]参照 )。
ds9 で region ファイルを作成する場合、使用する region の形は box、circle、 ellipseの3つを利用することができます。
回転させた region も使用できます。

 

skysubの場合もimregistの場合と同様に2通りの使い方があります。

既知のバグあるいは制限
 
特にありません

参照あるいは比較すべきプログラム
 
特にありません



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平成20年2月21日